仕事をリタイヤした人たちで野菜作りを楽しみ、野菜を媒介にした地域の町おこし活動などを行う地域団体「楽農倶楽部多摩」(新井文夫代表)は4月24日、市立大松台小学校で「緑のカーテンプロジェクト2017」と題した授業を行った。
同プロジェクトは、多摩市教育委員会の依頼を受け、市内の小中学校が取り組む「ESD(持続発展教育)」の一環として、ゴーヤを植えて、CO2削減、節電対策に取り組み、命を育むことの大切さを伝えることが目的。
今年は、同プロジェクトに大松台小の他、南鶴牧、西落合、東落合の4小学校と落合、鶴牧の2中学校の計6校が参加している。
大松台小学校では、毎年前年に参加した5年生が同倶楽部メンバーのサポートを受けながら4年生にゴーヤの育て方を指導。この日も、5年生から4年生へ「引継式」が行われ、紙芝居風に育て方や育てる際の注意点などをレクチャーした後、校庭でカップに土を入れ、種を植える作業を行った。今後、苗が育ってきたら、花壇に植え換え、その苗の一部を近くの児童館にも配る予定だという。
新井代表は「こうして子どもたちが自ら後輩に育て方などを指導してくれるのは嬉しい。こうした活動が成長した時に子どもたちの記憶に残ってくれれば」と話していた。
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