都立桜ヶ丘公園内にある旧多摩聖蹟記念館で7月8日、ヴァイオリニストの谷本潤氏、聖蹟バ・ロック・アンサンブルによる「クラシックコンサート」が盛大に開催され、延べ192人の聴衆を魅了した。
明治天皇の行幸を記念して1930年に建てられた同館内で初めて企画、実施された今回のコンサート。 東京藝術大学を卒業後、モスクワ音楽院で研鑚を積み、日本とロシアで演奏活動を行っている谷本氏が、同館の見学に訪れた際に音響の良さに魅かれ、コンサートの企画を打診。管理する多摩市教育委員会で検討を重ね、今回実現に至った。
当日は2部制で行われ、明治天皇騎馬像の前で谷本氏らがクラシックの名曲の数々を披露した。演奏後、谷本氏は「文化的価値のある資料に囲まれインスピレーションを受けながら演奏ができ、皆様にも熱心に聴いていただけた。専用ホールでもなかなかない響きで、欧州で演奏しているようだった」と感想を語った。
企画した市教委では「このようなクラシックコンサートは初めての試みで、多摩市のシティセールスとして新たな分野で発信できたのでは。今後も継続的に今回のような音楽の催しも実施していきたい」と話した。
多摩版のローカルニュース最新6件
|
|
|
入園式で笑顔4月17日 |
|
|