多摩川河川敷の一ノ宮公園で11月4日(土)、野外映画上映イベント「KAO CINEMA」が開催される。主催するのは、KAOFES実行委員会(石山弘明実行委員長)と、せいせき野外映画実行委員会(小林昭一実行委員長)。多摩で暮らす子どもたちに、大人になっても”ふるさと”の思い出として残してもらおうと両団体がコラボして、今回初めて企画された。
4年前から毎年実施している子ども向けの職業体験イベント「KAOFES」。今年は台風の影響で中止となってしまったが、子どもたちに「遊び」「学び」「仕事」を体験してもらうことで、地元を好きになってもらい、将来記憶に残るイベントとなることを目指して実施している。
一方、市民有志で結成された「せいせき野外映画実行委員会」は「昔は神社の境内や公園等で映画などをやっていた。今の子どもたちにも夏休みのふるさとの思い出として記憶に残るような企画を」と、今年8月に大栗橋公園で野外映画イベントを実施した。
「子どもたちにふるさとの思い出を」と同じ思いを抱く両団体がコラボし、地元を代表する公園のひとつである一ノ宮公園を使って企画したのが、今回の「KAO CINEMA」だ。
エネルギーを考える機会にも
当日は、午前11時から多摩市農産物即売推進協議会の協力で地場野菜の即売会を実施。正午からは、地元の商店や団体が手掛ける飲食ブースが10店ほど出店する他、縁日ブースも用意され、キッズダンスなどステージも予定されている。
目玉となる上映会は、午後5時から。和田に制作スタジオを構える「日本アニメーション(株)」の協力を得て『フランダースの犬』を上映することが決まった。
上映の際に使用する電源は、関戸に本社を構えるトヨタ西東京カローラ(株)の提供によって2台の「プリウスPHV」から供給。加えて、連光寺小学校の6年生が総合学習の中で取り組んでいる風・光・水で発電した電気を使って、光文字でメッセージを流す企画も予定されている。
小林実行委員長は「聖蹟が誇る資源のひとつの多摩川河川敷を活かし、季節ごとにイベントを実施することでこの街の活性化につながれば」と話す。石山実行委員長は「子どもの笑顔を発信できる場を地域で大事にしていきたい。名物企画として定着させ、今後も新たな試みを検討したい」と意欲をみせている。
イベントは入場無料。雨天中止。当日は、シートや防寒具の用意を。詳細は小林実行委員長【携帯電話】090・2764・4672へ。
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