快適で長く住み続けられる集合住宅をめざし、エコロジーとリノベーションで団地やマンションの価値を上げようと企画された提案発表会「エコリノシンポジウム」が2月10日、多摩市役所西会議室棟第1会議室で開催された。
主催は、多摩ニュータウン地域で活動する都市計画・建築設計施工・造園・デザイナーなどのまちづくりの専門家の他、地域のコミュニティ活動を行うメンバーが集まる「集合住宅環境配慮型リノベーション検討協議会」。多摩市から「集合住宅環境配慮型リノベーションモデル事業」の委託を受けて、2016年度から市内の管理組合へ環境改善提案を行っている。
当日、第1部では、千葉大学都市環境システム学科助教の丁志映氏が「高経年団地・マンションの今日・未来」をテーマに講演を行い、埼玉県の団地再生の取り組みや、千葉県のニュータウンで取り組む「シェアスタイル・タウン」などを紹介した。また今年度、市内でモデル集合団地として選ばれた3つの管理組合への課題解決に向けた提案発表も同協議会のメンバーから行われた(表参照)。
第2部では、「共に住む」「健康に住む」「健全な電気」「リノベで蘇生」「合意形成に向けて」の5つのテーマを設けたワークショップを企画し、ファシリテーターと参加者による活発な意見交換を行った。
主催した同協議会では「今年はワークショップを実施したが、もっと充実させてほしいという意見もあり、我々の活動も住民に溶け込んできたかなと実感した。多摩市の委託事業ではあるが、次のステップとして八王子などを含めたニュータウンにも広げていきたい」と振り返り、今後に意欲を見せていた。