市立東愛宕中学校(山川毅校長)と地域団体「楽農倶楽部多摩」(新井文夫代表)は6月9日、愛宕アカデミーの一環として実施している養蜂活動の「ハチミツ絞り」が行われた。
同プロジェクトは、「ESD教育」(持続可能な開発のための教育)の取り組みのひとつとして、学校と楽農倶楽部多摩、養蜂家らと連携・協働して、3年前から実施しているもの。学校で養蜂活動を行うことで、蜂の生態を学ぶと同時に、ハチミツを生産。それを商品化・販売し、キャリア教育や地域活性化へとつなげていくことをねらいとしている。
ハチミツの採取も今年で3年目。今年は5月初旬にすでに関係者だけで採取しており、今回は15人の生徒が参加して行われた。
当日は、楽農倶楽部多摩のメンバーや、多摩市教育委員の原島久男さんらの指導のもと、生徒たちも防護服を着て、巣箱で蜜を貯める巣脾を取り出す作業に参加したほか、分離機を使ってハチミツの分離作業も行った。分離機から出てきた濃厚で、芳醇なハチミツを味見し「甘い」「おいしい」と笑顔を見せていた。また取れたてのハチミツの瓶詰めラベル貼り作業も行われ、今後、地域のイベント等で販売していく予定だという。
同校の竹田和彦副校長は「今回は、昨年よりも1箱増えて4箱分の百花蜜が取れた。年々飼育知識が増えてきているが越冬が課題。今後地域の協力を得ながら販路を拡大できるように取り組んでいきたい」と話している。
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