鶴牧西公園で6月22日、「鶴牧西公園水田愛耕会」(篠崎一雄会長)の協力のもと、市立大松台小学校の5年生96人が田植えの体験を行った。
長年手付かずの状態だったという同公園の水田。4年前に、中組自治会や同自治会老人会の有志で同会を発足し、市と協定を結んで、水田を復活させた。昨年から、大松台小学校の児童も総合学習の時間を使って田植えや、かかしづくりなどにも参加しているという。
この日も同会と同自治会・老人会、同校児童らが参加して、延べ280平方メートルの3つの水田にもち米の稲を植えていった。田植えを体験した児童は「昔の人はこうやって稲を植えていたと思うとすごいと思った」「秋に綺麗な金色の稲ができるのが楽しみ」といった感想を述べていた。同会の篠崎会長は「子どもたちに米がどういう過程を経て食べられるか体験して知ってもらうことで、大事に食べようと思ってもらえたら」と笑顔で話した。
今後は、学校や市と協議しながら、かかしづくりや児童館での餅つき大会なども検討していきたいという。