市内の乞田地区を中心に活動を行っているゲートボールクラブ「東京ニコニコクラブ」(伊藤久義代表)。9月に福井県で開催される国民体育大会に出場するに先立ち、7月21日に市立総合体育館で壮行会が盛大に開かれ、訪れた数多くの来賓や地域住民から激励を受けた。阿部知尋主将は「まずは予選を突破し決勝トーナメントに進みたい」と意気込みを語った。
同クラブは、1990年に、市立多摩第三小学校の在校生、父母、祖父母によって設立された。競技部、レクリエーション部があり、「楽しく」がモットー。20代から60代の幅広い年齢層の約30人が所属する。運営費は、チームみんなで新聞紙等の廃品回収を行って調達するなど、地域に根差した活動を行っている。
これまでに各大会で何度も全国大会に出場。94年に全国世代交流大会で準優勝、96年には同大会で優勝。04年には全日本選手権で3位になるなど、都内だけでなく全国でも屈指の強豪クラブだ。
昨年6月に行われた東京都予選で優勝し、7月の南関東大会でも優勝。その結果、今年9月に行われる「福井しあわせ元気国体」に東京都・南関東代表として出場することが決まった。多摩市から団体競技で国体に出場するのは同クラブが初だ。阿部主将は「昨年はチーム全員の調子が良く、勢いに乗っていた。以前一緒にやっていたメンバーが戻ってきてチーム内に競争が生まれ、切磋琢磨することで技術が向上し、チームも成長できた」と振り返る。
国体には、全国各地域大会を勝ち抜いてきた10チームが出場する。阿部主将は「まずは予選を突破して決勝トーナメントに進みたい。期待してもらっている皆さんのためにも、チームカラーである『楽しく』試合ができたら」と意気込みを語る。
「優勝して多摩に」
多摩市から初の国体出場チームを激励しようと、多摩市ゲートボール連盟が中心となって壮行会実行委員会を結成。議員や多摩市体育協会関係者、地元住民らが参加して、盛大に壮行会が行われた。
同連盟の岡等会長は「ここ数年、都で好成績を収めている。国体でその経験、技能を発揮してほしい。良い成績を期待している」と挨拶。公務のため出席できなかった阿部裕行多摩市長の激励メッセージが読み上げられた他、出席した議員がそれぞれエールを送った。
その後、国体出場予定の6選手が紹介され、挨拶。乾杯を行った後、出席者が選手やチームのメンバーを激励した。同クラブの伊藤代表は「創設以来、いつか国体に出たいと思っていたので本当に嬉しい。優勝が狙えるメンバーが揃っているので、優勝して多摩に帰ってきてほしい」と選手たちへ期待を寄せている。
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