多摩市の「子ども被爆地派遣事業」として8月5日から7日まで、市内在住の小・中学生8人が広島を訪問し、平和祈念式典などに参列した。
多摩市では、平和の尊さを次世代へ継承しようと、2013年度から市内の子どもたちを被爆地に派遣する事業を行っている。事前に市内の小・中学校から参加者を募ったところ、今年は小学生5人、中学生3人が選ばれた。
8人は、5日に多摩市を出発した後、「ヒロシマ青少年平和の集い」に参加。原爆被害の概要や、被爆体験者の講話を聴いた後、全国から集まった参加者たちと平和について語り合い、その結果を発表した。翌日は、阿部裕行多摩市長と一緒に原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式に参列し、多摩市から持参した千羽鶴を献納した。最終日には、爆心地から最も近い学校として多くの子どもたちが命を落とした本川小学校の平和祈念館を見学した後、帰路に就いた。
今回参加した小学6年生の女子児童は「『ヒロシマ青少年平和の集い』で他の地域の人たちと話し合い、平和への思いは人それぞれで、お互いの考えを認め合うことが平和につながると思いました」と感想を述べていた。
学んだことを発表
今回広島を訪れた8人の子どもたちが学んだことなどを発表する「報告会」が8月26日(日)、午後2時から永山公民館ベルブホールで開催される。入場無料。問い合わせは、市平和・人権課【電話】042・376・8311へ。
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