聖蹟桜ヶ丘駅前の路上駐車を防ごうと活動を行っている「聖蹟桜ヶ丘駅前駐車問題懇談会」(有山周治会長)が今年設立30周年を迎えた。9月29日に設立30周年記念祝賀会が開催され、多くの来賓を招いて、これまでの活動を労った。
同懇談会は、1987年に、聖蹟桜ヶ丘駅前で多発していた違法路上駐車を防ごうと、当時同エリアを管轄していた日野警察署内で発足。89年には、前年に開設された多摩中央警察署内に移り、駅前で横断幕や、街路灯フラッグなどを掲出し、啓蒙活動を始めた。同時に、桜ケ丘商店会連合会が運営する時間貸し駐車場をオープンさせ、以降は交通量調査や各種啓蒙活動、放置車両への警告を行ってきた。2006年に違法駐車の取り締まりに、民間委託制度、放置駐車反則金制度が導入されたことも追い風となり、年々駅前の路上駐車は減少していった。
10年には長年にわたる活動が認められ、警視総監賞を受賞。現在は、路上駐輪禁止の啓蒙や、歩道上にある違法看板の対策にも動いており、定期的に、キャンペーンを行っている。
違法駐輪・看板を指導
30周年を記念して行われた祝賀会には、阿部裕行多摩市長や岩永久佳多摩市議会議長ら来賓と、同懇談会のメンバーが出席。この30年の活動報告が行われた後、阿部市長、岩永議長、有山会長が挨拶し、これまでの活動を労った。
有山会長は本紙の取材に「この30年で多くの会長のもと活動を行ってきた。時代とともに違法駐車だけでなく、違法駐輪、違法看板の指導とやることが変わってきたが、これからも対応することが大事。継続して地域のために対策を行っていきたい」と抱負を語った。
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