建設業大手の(株)長谷工コーポレーション(本社・港区)は10月23日、今年3月に鶴牧に竣工した「長谷工テクニカルセンター」内にある「長谷工マンションミュージアム」のオープニングセレモニーを開催した。
同社の創業80周年記念事業の一環として、建設された同センター。場所は、ショッピングセンター「クロスガーデン」の多摩モノレール通りを挟んだ向かい側で、以前「わんにゃんワールド多摩」などがあったUR都市機構が所有していた場所を同社が購入。埼玉県越谷市にあった「長谷工技術研究所」、大田区にあった「長谷工グループ技術研修センター」「長谷工コミュニティアウル24センター(24時間365日対応の緊急コールセンター)」といったグループの技術開発機能を集約した形で建設された。そこに「長谷工マンションミュージアム」も併設されている。
同ミュージアムは、集合住宅に特化した”見て、触れて、感じて、学べる”施設となっており、世界や日本の集合住宅の歴史や、企画・設計段階から建物ができるまでの過程、間取りプランの変化、リフォームや建て替え事例、未来の住まいなどを網羅。訪問者が設計や建築に興味を抱いてもらえるように、施工現場のVR体験や、人工知能(AI)と顔認証システムなど最新技術を駆使した展示ゾーンも設けられている。
一般公開は来年1月15日〜
オープニングセレモニーには、同社の大栗育夫代表取締役会長、辻範明代表取締役社長をはじめ、阿部裕行多摩市長ら多くの来賓が出席。テープカットを行った。
大栗会長は「昨年80周年を迎え、お客様に還元できるものをつくろうということでミュージアムの建設計画が立った。マンションの歴史やモノづくりの思いを広く発信していければ」と挨拶した。
同テクニカルセンター・ミュージアムの江口均館長は「80周年だからこその原点回帰。多摩市は約7割が集合住宅にお住まいとのことで、今後の建て替えや建て替えではない色々なやり方などをお知らせできれば。集合住宅についての新しい話題や技術などを提供していきたい」と語った。
なお、一般公開は、来年1月15日からで、12月15日にミュージアムHP上にある予約専用フリーダイヤルで受付を開始するという。
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