桜ケ丘商店会連合会(平清太郎会長)が主催する「聖蹟桜ヶ丘活性化連絡会議」が10月30日、多摩商工会議所会議室で開催された。
聖蹟桜ヶ丘駅周辺の5商店会で構成される同連合会。今回の「活性化会議」は聖蹟桜ヶ丘の活性化についての意見交換を行おうと、3年前に開催されて以来2回目。会場には、商店会関係者や地元自治会など約30人が詰めかけた。
今回のテーマは、現在、工事が進められている「駅北側地区の区画整理事業」。都市計画を行う多摩市、同地区の区画整理事業施行者である(株)東栄住宅、事務センターの建て替えを行っているあいおいニッセイ同和損保(株)を招き、現状の報告を受けた。
来春には計画を公表か
多摩市は、駅周辺のまちづくりについて、「駅周辺の拠点機能の充実」「生活道路の改善」「多摩川の水辺公園の保全」などの都市計画マスタープランについて解説した。
また東栄住宅は、現在進めている区画整理事業の計画の概要について説明。既存のせいせき公園の拡張、駅から多摩川へのアクセスを向上する歩道付き道路や、歩行者の安全性を高める区画道路の整備、堤防道路の整備、上下水道・ガス・電気・情報通信設備などのライフライン施設の整備を行うことに言及した。それ以外については「都や多摩市と建築計画を検討しているところで、何を建てるかはまだ何も決まっていない。早ければ2019年の春先には報告ができると思う」と話すにとどめた。
あいおいニッセイ同和損保(株)は、もともと同社の事務センターがあった場所で、現在建て替え工事を進めていることを報告。地上17階建ての研修所、寄宿舎を備えた事務センターへの建て替えを進めており、2020年10月30日の竣工を予定しているという。
そうした説明を聞いた会場からは「地域住民への安全安心に配慮を」「信号機や歩道の整備なども考えてほしい」「現在の工事エリアだけではなく、外のエリアとのアクセスに配慮を」「将来的な活性化に期待している」「研修施設で研修があった際には外で食事を」などの意見や要望が寄せられた。
主催した同商連の平会長は「これからもこのエリアの活性化に向けて知恵を出し合い、街をより魅力あるものにしていきたい。行ってみたい、子育てしたい、終の棲家にしたいと思ってもらえる街になるよう取り組んでいきたい」と話していた。
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