市立瓜生小学校(吉田正行校長)で11月10日、5・6年生の図工の時間に空間ワークショップの授業が行われ、校庭に建てられた様々な木造住宅が披露された。
6年前から日本建築家協会に所属する建築家の協力のもと、同授業を行っている同校。当日は、5・6年生が12班に分かれて作業を開始。事前に授業の中で製作した割りばしの模型をもとに、長短2種類の角材と輪ゴムを使って実際に家を建てていった。途中、耐久性の問題から一部設計を変更したり、重みで崩れてしまったりと試行錯誤しながらも、最大で6m近い高さの家が完成した。
完成した家は、エッフェル塔や城、競技場、船などをモチーフにした小学生ならではの独創的なアイデアのものばかり。体験した児童からは「パーツを繋げるのが大変だった」「模型と同じでは面白くないと思ったので、急きょ3階建てにした」「みんなと協力してやると楽しかった」といった感想があがった。
同協会の空間ワークショップ・フォーラム代表で実践女子大学教授の高田典夫氏は「考えることを実現する場所。できるだけフリーで行い、作業にどう友達を巻き込んでいくか、コミュニケーション力が身につく。瓜生小は、5・6年生で取り組む良いシステムができている。上の子が下の子を教え、それがまたさらに下の子へと続いていく。これをぜひ続けてもらいたい」と話していた。
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