市立愛和小学校(阿閉暢子校長)は11月17日、八王子市南大沢文化会館で行われた「第42回全国育樹祭」の併催行事「全国緑の少年団活動発表大会」に東京都代表として参加し、「みどりの奨励賞」を受賞した。18日には、同祭の記念式典に参加し、皇太子ご夫妻も出席する中で、活動内容を発表した。
健全で活力ある森林を育て、次の世代に引き継ぐことの大切さを伝えることを目的に、毎年秋に開催されている「全国育樹祭」。春に行われる「全国植樹祭」で天皇皇后両陛下によりお手植え、お手まきされた樹木に対し、皇族殿下がお手入れを行う行事として、1977年から毎年開催されている。
今年度は東京都で初めて開催され、その併催行事として、17日に八王子市南大沢文化会館で「全国緑の少年団活動発表大会」が行われた。
愛和小学校は、2016年10月に「緑の少年団」を発足。「愛和小グリーンプロジェクト」と題して、学校林「愛和の森」の中で「菜園」「森」をテーマに各学年でそれぞれ取り組みを行っている。今年1月に開催された「東京都緑の少年団交流大会」で最優秀賞を受賞したことから、今回、東京都代表として発表することが決まった。
「また育樹祭に参加を」
当日は、愛和小学校の他、福島、岐阜、鳥取、島根の5少年団がそれぞれ活動を発表。愛和小学校は、6年生が参加し、「愛和の森」をみんなが楽しめる森にしようと、保全や湧き水調査、歩道の整備などにより、地域に愛される森づくりを進める「パワーアップ大作戦」について発表を行い、国土緑化推進機構理事長賞となる「みどりの奨励賞」を受賞した。
翌18日には、武蔵野の森総合スポーツプラザ(調布市)で行われた「全国育樹祭」の記念式典にも参加。皇太子ご夫妻も出席する中で、学校で育てた「ヤマザクラ」の苗木を福島県会津若松市立大戸小学校緑の少年団に寄贈し、全国の緑の少年団代表として発表も行った。発表後には、皇太子さまから「活動は楽しいですか」「どのような物を植えているのですか」など声を掛けられたという。
発表を行った板橋龍平くんは「いろいろな人たちが緑を大切にしていることが分かった」と話し、中澤和花さんは「緊張して話そうと思っていたことが話せなかった」と感想を話した。また苗木を寄贈した日吉央士くんは「もっと大きく、大切に育ててほしい」と期待を込め、村山穂果さんは「これからも学校林を大切にしていきたい。下の学年の子たちにももう一度育樹祭に出てほしい」と後輩にエールを送った。
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