馬引沢・諏訪地域福祉推進員会(伊東伸浩委員長)は7月16日、馬引沢自治会館で、馬引沢通りの店舗と住民が参加して情報交換会を行った。地域の活性化と、地域内の顔が見える関係づくりを目的に、店舗経営者と地域住民が一堂に会する場として、今回初めて企画。14人が参加し、積極的に意見が交わされた。伊東委員長は「みんなでアイデアを出し合い、思いと生活の場の両面で盛り上げていきたい」と今後に意欲を見せている。
同委員会は、地域の住民や関係機関が連携し、困りごとや課題を解決するための支え合い作りを目的に、多摩市社会福祉協議会が設置を進めている委員会のひとつ。月に一度、見守りウォーキングや、「誰でも食堂」への参加などの活動を行っている。2年前からは、同地域の生活の中心となる「馬引沢通り」の企業・店舗をより身近に住民に感じてもらおうと、「ウォークラリー」を企画。過去2回行い、参加者が企業や店舗を巡りながら、オススメ情報、緊急時に電話やトイレが使えるかなどのヒアリングや、料理、コーヒーの淹れ方、酵素風呂を体験するなどを行った。
「みんなで協力して盛り上げを」
馬引沢通りには、70近い企業や店舗があるものの、商店会組織がないため、店舗同士で顔を合わせ話をする機会が少ないという。そこで今回、ウォークラリーの協力店舗に参加してもらい、店舗同士、店舗と住民が顔を合わせ、普段感じていることなどを情報交換する場にと初めて企画された。
当日は、14人が参加し、昨年のウォークラリーの反響や、なぜこの地域で開業したのか、災害時の見守り拠点になれるかなどをテーマにそれぞれが発表した。「ウォークラリーは地域の人に体験してもらえて、店を知ってもらう機会になった」「店でプロパンガスを使っているので、災害時には協力できる」「地域に駐車場がないのでどこかでできないか」「お互いにチラシを置き合うなど連携を」「この地域でどうやったら長く続けられるか」など、次々と意見や質問が飛び交った。商店会を立ち上げることについては「立ち上げた以上は継続しないと意味がない。リスクが高い」「機運が高まってくれば検討したい」といった声も挙がった。
参加者からは「こうやって近隣の店舗の人と顔を合わすことができ、いろいろ情報交換ができて良い機会になった。今後も地域の企画に参加していきたい」と感想を話した。
伊東委員長は「自分たちの街を盛り上げようとこれらの活動に取り組んでいる。意見交換をする中で、アイデアが出てくれば挑戦し、みんなで協力してやっていきたい。今後もみんなの思いと生活する場の両面で地域を盛り上げていければ」と今後に意欲を見せている。
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