多摩市と東京都による合同総合防災訓練が9月1日、多摩センター駅周辺で行われた。
多摩市では、毎年市内10の中学校区で、輪番で総合防災訓練を実施している。一方、都では区部と市部で毎年交互に訓練を実施しており、多摩市と合同で実施するのは28年ぶりとなる。
今回の訓練は、震災時の都や防災機関との連携の強化、自助・共助に基づく地域防災力の向上を図ることが目的。当日は、多摩市、多摩消防署、市消防団、数多くの市民や自主防災組織、東京都や自衛隊など、多くの関係機関が参加した。
パルテノン大通りでは、「学ぶ、生きる・守る、備える」をテーマにした参加団体の展示・体験が行われた他、陸上自衛隊第1師団、警視庁、東京消防庁の各音楽隊によるパレードや演奏会が行われた。またニュータウン大通りでは、地震の発生とともに起きた交通事故による道路閉塞を想定した緊急交通路確保訓練が行われた。多摩中央公園では、マグニチュード7の多摩直下地震を想定し、公園内に設置された倒壊家屋やビルなどを使って、ヘリコプターや様々な機材を利用しながら警察、消防、自衛隊、地元の中学生らが連携して救出・救助、放水などの訓練が実施された。
この日、朝から視察に訪れていた小池百合子東京都知事は「多摩地域の皆さんが災害に備えて訓練し、連携を深めていることが確認できた。災害はいつ、どうやってくるかわからない。だからこそ、想定しながら備えを」と話した。また阿部裕行多摩市長は「大事なことは私たちの命を守ること。誰一人取りこぼす人なく、あらゆる人たちが幸せに生きられる。今回の訓練を糧にしてほしい」と全体の講評を行った。
![]() はしご車に乗る小池都知事と阿部市長
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