多摩川河川敷の一ノ宮公園で9月15日、「KAOFES」「せいせきみらいフェスティバル」が開催された。会場には、3万5千人以上が訪れ、終日賑わいを見せた。
結束固めて
「KAOFES」は、「子どもたちの未来の多摩のまちづくり」をコンセプトにした新しい形のイベントだ。地域の約90の企業や団体が参加し、仕事やワークショップ、食べ物・飲み物などのエリアにそれぞれ出店。子どもたちは、エンジニアや記者、医師などの仕事を体験し、もらったKAOマネーを使って、縁日やワークショップなどを楽しんだ。ひと際盛り上がりを見せたのが恒例の泡パーティー。噴射機から噴き出される泡を浴びて、子どもも大人も笑顔がはじけた。フィナーレには、この日のために聖蹟桜ヶ丘の店舗経営者5人で結成されたバンド「カオベンジャーズ」によるライブが行われ、会場を盛り上げた。
石山弘明実行委員長は「毎年少しずつブースも増え、家族みたいな仲間が集まり、子どもたちのために汗を流してくれて感謝している。より大きく結束を固めて、今後も他にはないオリジナルのイベントにしていきたい」と今後に意欲を見せた。
より洗練したフェスに
「KAOFES」に続いて行われた「みらいフェス」は、花火をひとつのツールにした市民手作りのイベント。多摩市出身のソング&ボイスアーティスト・SAORIさんによる歌と朗読の物語が披露された後、「大江戸ビートルズ祭り」とコラボし、4バンドがビートルズの名曲の数々を披露した。今年は2021年の市制50周年に向けて「GO!GO!GO!」と題して555発の花火が打ち上げられると、会場を訪れた多くの人たちから歓声と拍手が沸いた。
妹尾浩也実行委員長は「会場の皆さんがリラックスし、幸せそうな表情だったのが嬉しかった。実行委員のひとり一人が感じたことをまとめて、来年以降、より洗練したフェスティバルにしていきたい」と今後に向けた抱負を語った。
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