地域の子どもや大人、高齢者の多世代交流を目的とした「三方の森ふれんどまつり」が10月5日、三方の森コミュニティ会館で盛大に開催された。主催は百草団地周辺地区地域福祉推進委員会「三方の森ふれんど」(張川紀子委員長)。
同委員会は、50%以上と市内でも高齢化率が高く、独居高齢者が多い百草団地を中心とした周辺地区を対象に、高齢者の居場所づくりのためのサロンや、食事会、防災訓練などを行っている。この「ふれんどまつり」は、かつて同地区にあった竜ヶ峰小学校を中心とした地域交流、子どもの見守りや世代間交流といった地域コミュニティの”再生”を目的に昨年初めて実施され、今年で2回目。
今年も昨年同様、「子どもも、おとなも、みんなで楽しむ・つながる・思い出づくり」をテーマに、地域の自治会や第二小おやじの会、百草団地周辺地区の保護者、特別養護老人ホーム愛生苑、おもちゃ病院Keboらで実行委員会を結成。事前に、東寺方児童館や、学童クラブ、かるがも館などで子どもたちの手作りポスターを貼ってもらいまつりをPRするなど、集客にも力を入れてきた。
迎えた当日は、焼きそばなどの出店や新聞紙を使ったかぶとづくり、お手玉、あやとりなどの昔遊び、なな山緑地の会による木工細工、保護者によるぷにぷにボールすくいなど、手作りの企画が様々用意され、子どもから大人まで幅広い世代の人たちが楽しんだ。また今年は、近隣にある「おふろの王様多摩百草店」の協力で、来場者や実行委員に同施設の無料券が配布された。
張川委員長は「天気が心配だったけど、昨年を上回る220人以上の方に来ていただけて嬉しかった」と無事に開催できたことに胸をなでおろす。続けて「今回は高齢者の参加も多く、多くのボランティアの方々に手伝っていただけた。皆さん良い笑顔で心から喜んでもらえていた。そのパワーがこの地域の今後の起爆剤になる。これから子どもたちの保護者世代とどうつながっていくかが課題。その世代や子どもたちとのつながりができるような行事を今後検討していきたい」と今後の抱負を語った。
![]() 多くの人が会場に訪れた
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