聖蹟桜ヶ丘を音楽で盛り上げたい─。そんな思いから初めて企画された「聖蹟音フェス」が10月27日(日)午後1時から、聖蹟桜ヶ丘の飲食店など6店舗を会場に開催される。企画したのは、市民有志で結成された同実行委員会。当日は、老若男女、多彩なジャンルの24組が参加して、街全体を音楽で盛り上げる。実行委員長の矢野桂子さんは「音楽を通じて、街を回遊して街の魅力を知ってもらえれば。みんなで街と音楽を楽しみましょう」と参加を呼びかける。
今からちょうど1年前。聖蹟桜ヶ丘にある「鉄板居酒屋バル ぼんのてい」を訪れた一人の若い女性客の一言がきっかけだった。「せいせきで音楽イベントはできないですかね」。中央商店会で月に1回実施している「ふれあい路上ライブ」の発起人で、自身も音楽活動を行う同店の店主・矢野弘佳さんと、妻の桂子さんの琴線に触れた。
聖蹟桜ヶ丘には、桜まつりやKAOFESなどのイベントはあるものの、音楽を中心としたものはこれまでになかった。「音楽イベントは大きい会場でやる機会が多い。この街には、個人店で頑張っている方々が多い。音楽を楽しみながら、そうしたお店を知ってもらい、街の魅力を知ってもらうきっかけになれば」と、矢野弘佳さんは今回の企画の趣旨を語る。
プレイベント大好評
今年2月には、近隣の音楽好きの店主たちの協力を得て、4店舗を会場にプレイベントを開催。知り合いのバンドなど10組が参加して各店舗でライブを行った。予想を上回るほど好評で「またやってほしい」という声が多かったという。それから本格的な実施に向けて動き出した。
矢野桂子さんが地元でライブバーに勤めていた顔なじみの箭内真梨恵さんに声を掛けるなどして、有志で実行委員会を結成。会場となる店舗探しを始め、岸田太樹さんが出演団体へのブッキングに奔走した。
結果、「パルテIIロマン」「live&barフルノート」「カフェドフルリュス27」「キノコヤ」「鉄板居酒屋バル ぼんのてい」「関・一つむぎ館」が会場に決定。市内や近郊で活動するポップスやジャズ、ロック、ブルース、ゴスペルなど様々なジャンルのアーティスト24組の参加も決まった。午後1時から8時までの間に、それぞれが各会場でライブを実施。つむぎ館では、子どもから大人まで楽しめるワークショップを予定しており、楽器を作ってその場で出演者とセッションすることもできる他、各店舗でサービスが受けられるスタンプラリーも実施する。チケット代は無料で出入り自由。ただし1ステージにつき、1人1ドリンクか1オーダーが必要(つむぎ館はなし)。
「音楽と街楽しんで」
実行委員長の矢野桂子さんは「せいせきの街と音楽を好きになってもらえれば。府中や仙台のジャズフェスのように音楽がある街になっていければ嬉しい。実行委員会にもいろいろな人が参加してくれていて、いろいろな思いが一つになっている。スタッフも楽しみながら、せいせきの街をこのイベントを楽しくしていきたい。ぜひ当日楽しんでいただければ」と呼びかけている。
当日のプログラム等の詳細は、FB「聖蹟音フェス」で検索を。問い合わせは、ぼんてい【電話】042・389・5891へ。
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