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多摩 人物風土記

公開日:2019.11.14

「東京たま桜」の連長を務める
西田 淳也さん
市内在勤 47歳

阿波踊りで「せいせき」活性化



 ○…聖蹟桜ヶ丘で唯一の阿波踊りの連「東京たま桜」の連長を務める。11月23日(土)午後2時から「聖蹟桜ヶ丘阿波踊り」を聖蹟桜ヶ丘駅西口交番前広場で開催する。今回で8回目を迎え、過去の写真を使ったポスターや、SNSを使って周知することで、回を追うごとに観衆も増えてきた。今回も約30人による流しと、組踊りを披露する予定だ。「見てもらうだけでなく、一緒に参加してもらえたら。せいせきの街を盛り上げていきたいですね」と笑顔で語る。



 ○…毎年4月に行われる「せいせき桜まつり」の阿波踊りの演舞に「地元の連が参加していないのは寂しい」と、徳島出身で勤務先の英会話教室の代表と3年前に発足させた。人前で踊ることに抵抗があったが、いざ踊ってみると「楽しい」と夢中になっていった。踊りと演奏が互いに高めあい、演者の笑顔が観客に伝播していく。年齢も性別も国籍も関係なく、様々な人たちが集まり、つながっていく。その魅力にすっかり染まった。



 ○…長野県諏訪市の出身。専門学校進学のために上京。結婚を機に現在の職場に勤め始めた。英語も外国人と付き合うのも初めてで、子ども用の教材で英語を学んでいった。最近は教室の外国人講師たちも阿波踊りに参加してくれる。「英語が話せなくても踊りで通じ合える。日本の伝統文化を広めることもできたかな」と微笑む。



 ○…小学生の息子も連に参加し、義父母と一緒に3代で阿波踊りを楽しんでいる。「貴重な時間になっていますね」と目尻をさげる。その阿波踊りで街の活性化をしていくことが目標だ。仲間を増やし、イベントを継続し、地域に根付かせることが課題。阿波踊りと言えば聖蹟桜ヶ丘。そう呼ばれる日まで、仲間と一緒に踊り続けていく。

 

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