多摩市教育委員会は6月15日から、市立小・中学校で教員を目指す大学生のインターンシップ(就業体験)の受け入れを始めた。
インターンシップは、教員免許を取得するための教育実習とは異なり、大学生が教育現場を知るための実習の場として行われているもの。多摩市では毎年、1年を通じて市内や近郊の大学2・3年生約100人の受け入れを行っている。例年、ゴールデンウィーク明けから受け入れを行っているものの、今年度は新型コロナウイルスの影響で小・中学校が休校。6月1日から段階的に授業が再開されたものの、感染対策や子どもたちのフォローなどで人手を確保が必要なため、学校の再開とともにインターンシップの受け入れを始めた。
一方、大学側もオンライン授業を行っているところがほとんどで、学生の派遣が難しい状況。そうした中で、日頃から連携を取っている国士舘大学がいち早く派遣体制を整え、この日から同大の学生が小学校を訪れた。
東寺方小学校を訪問したのは同大学体育学部体育学科3年生の松本幸海さん(20)、日向俊介さん(20)の2人。1年生の授業のサポートにあたり、今後も感染防止対策を取りながら、週に一度、学校を訪れ、担任の教諭のもとで子どもたちの授業のサポートにあたる。松本さんは「自分から子どもたちに積極的に話しかけ、コミュニケーションの取り方を学びたい」と話し、日向さんは「小さい子どもと接する機会が少なかったので、接し方を学びたい」と意欲を見せていた。
なお、市教委によると今後前期で約30人、後期で約40人の学生のインターンシップの受け入れを予定しているという。
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