市立聖ヶ丘小学校で10月2日、多摩市立八ヶ岳少年自然の家による「林業体験」の出前教室が行われた。
長野県諏訪郡富士見町にある「市立八ヶ岳少年自然の家」は毎年、市内の小学校が宿泊訓練やスキー教室で利用しており、移動教室では林業体験を実施している。今年は、新型コロナウイルスの影響で移動教室が中止に。そこで、同施設のスタッフが地元で林業を体験してもらおうと多摩市を訪れ、出前教室を行うこととなり、9月30日に連光寺小学校、10月2日に永山小学校でも出前教室が開かれた。
聖ヶ丘小学校では、6年生35人が参加。スタッフがパネルを使って、木の育て方やその大変さ、森と林の違い、役割などについて説明した。多摩市フレンドツリーサポーターズのメンバーのサポートを受けながら、シラカバの丸太切りにも挑戦した。
授業を体験した児童は「切るのが難しかった。森と林の違いは例え話が分かりやすくて勉強になった」「森林が育つのにかなりの時間がかかることを知り、森林の素晴らしさを知った。貴重な体験が出来て良かったけど、現地で体験したかった」と感想を話した。
同施設の小林哲也所長は「ニコニコしながら話を聞いてくれて八ヶ岳に興味を持ってくれていた。現地だと、木を切る音を聞いてもらうこともできたので残念。でも今回の体験が少しでも思い出に残ってもらえたら嬉しい」と話していた。
なお、今後も市内の9校で出前教室が行われる予定(10月5日時点)。
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