現在も開発が進み、多摩市のほか、稲城や八王子にまで広がる多摩ニュータウンも初期入居から半世紀を超え、入居者の高齢化問題が取りざたされるようになっている。
なかでも、入居1期目となった諏訪・永山地区はその問題が顕著と言われるが、長く諏訪地区のニュータウン内で住民らの拠り所となってきた「諏訪名店街」の永井照章会長は「高齢化は仕方がないこと。活気は昔と比べなくなっているが、みんな顔なじみに囲まれて暮らすのも悪くないよ」と微笑む。
一方で、ニュータウン内ではこの近年、高齢化に対応すべく「変化」が生まれている。
住民同意の上、一部団地の建て替えが行われ、ニューファミリー層の入居がみられるようになったほか、関戸に本社をもつ京王電鉄が、高齢者の買物難民救済などを目的とする移動販売車をニュータウン内に走らせるように。一時期、シャッター通りとなっていたニュータウン内の商店街には、子育て世代などが集まれるスポットがオープンする事例が増えている。
都市や建築計画を専門とする明星大学の西浦さんは「諏訪永山地区は、新たなまちづくり計画を策定済みで、それに従って再生が進んでいくと思われるが、新型コロナの影響もあり、自治体の財政も厳しいので少し時間がかかる可能性がある。アフターコロナでの郊外部のあり方などを考慮しながら再生を考える必要があると思う」と分析する。
記念イベント開催
そんな多摩ニュータウンの初期入居50周年を記念する催しを 市文化振興財団が開く。
永山駅近くの「グリナード永山」では現在、ニュータウン内諏訪・永山地区のこれまでの歩みを昔と現在の写真を見比べることで知ることができる展示会を開催中で、29日まで午前10時から午後8時まで観覧することが可能。同様の展示会は今後、永山公民館ギャラリー(永山・ベルブ永山3F)や、諏訪商店街・永山商店街でも開催予定という。
「27・28日には、永山駅と諏訪商店街などを移動しながら、当時の様子を感じることができる移動型の演劇も開催予定。お申込み下さい」と担当者は話している。詳細は同財団【電話】042・375・1414へ。
![]() 諏訪名店街の永井会長夫婦
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