多摩市の「社会を明るくする運動」作文コンテストで最優秀賞を受けた 大西 妃咲さん 鶴牧中学校2年
天然キャラ「毎日」に学び
○…多摩市内の中学生を対象にしたコンテスト。夏休みの宿題として取り組み、東京都では佳作の評価。これまで作文の賞をもらったことがなかったことから、先ごろ朗報を聞いた際はうれしさよりも驚きの方が強かったという。社会を明るくするとは――。これまで考えたこともなかったテーマ。受賞作では保護司の仕事に触れ、「深く知ることができて良かった」と振り返る。
○…いわゆる陽キャ。誰とでもおしゃべりを楽しみ、人見知りとは無縁。「天然」と言われ、突っ込まれることもしばしば。部活動は陸上部を選択し、誰よりも速くという思いよりも、『体を動かしたい』という気持ちが強い。自宅でもその明るさは変わらず、両親とのおしゃべりが尽きない毎日だ。「うちのなかでは6歳下の弟が一番冷静。ついお兄ちゃんと呼びかけてしまうことがあります」と笑う。
○…そんな笑顔とは一転、「無」になることも。幼いころから続けている書道と向き合う時だ。段もちの腕前。リラックスできる時間である一方、「納得できるもの書く」というプレッシャーを自らにかけ1枚を仕上げるため、気づけば4時間を費やしていたことも。「書をしたためるのはかけがえのない時間になっています」。根底にあるのが負けず嫌いな心。芯は強い。
○…「生活に困るようにならなければいいです」が将来目指すこと、と笑顔。家族の一員である愛犬との日々が動物と関わる仕事に興味をもたせるが将来については未だ実感ないが正直なところ。ただ、今回の作文作成にあたって心に決めたことがいじめや悪口などを「私はしない」ということ。みんなと仲良くが将来の大前提。1日1日、学びを大切に成長していく。