箱根駅伝で12回の優勝を誇る日本大学陸上競技部が稲城市で復活に向け、練習を積んでいる。創部100年を超える名門も近年は成績が振るわず、昨年は箱根駅伝など大学の三大駅伝とされる大会には予選で敗退してしまい出場できなかった。
そんな状況のなか、6月に相模原市で行われた三大駅伝の1つ、全日本大学駅伝の関東選考会では予選通過となる7位。前評判が高くなかっただけに関係者、ファンを驚かせた。
率いたのは昨年、3度目の監督就任となった小川聡監督(64)。各大学2選手ずつ、4組に分かれ1万Mを走り、その総合タイムを競う選考会を「今回は上手く流れに乗れた結果。まぐれだよ。運が良かっただけ」と振り返る。
連帯感に手ごたえ
小川監督は今回の選考会をチームの連帯感を深める機会になったと話す。昨年の監督就任当初、まとまって練習することへの選手らの意識は薄く、部は互いに力を高め合う雰囲気になかったという。
それはこの選考会前まで変わりなかったというものの、今回の選考会の1組目。ひとりの選手が脱水症状となり、思うようなタイムで走れなかった様子をみた残りの選手らのなかに闘志を感じたという。
「『自分がやらなければという気持ちが芽生えたのだと思う。驚いた。このチームがこんなに連帯感をもってメンバーの応援を始めるとは思わなかった。選手は気持ちで走っていたね」と小川監督。元々、力のある選手がそろっているだけに「あとは気持ち」と考えていたなかでの出来事。今後への期待を感じさせる機会になった。
あと3カ月
同部が目指す箱根駅伝の予選会まではおよそ3カ月。3年ぶりの出場に向け、指導にも熱が入るところだが、小川監督は「今回の結果は選手たちの自信につながったと思う。1番の目標である箱根駅伝に向け、そんな自信を1つ1つ上積みしていければ」と意気込む。そして、「応援してくれている地域の皆さまにも朗報を届けられたらと思う」と笑顔をみせている。
![]() 好走をみせた選手たち
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