また、市内には医療的ケア児・者が災害時に避難できる場所づくりに取り組む人もいる。多摩を拠点に重い障害のある未就学児の支援などを行っている一般社団法人ライフイズの影近卓大さんだ。
人工呼吸器などを使用する医療的ケア児・者にとって発災による停電は命の危険に直結する。加えて医療的ケア児・者が使用する医療器具から発せられる音は大きく、健常者と同じ避難所を使用するのには適さない現状などから、影近さんは新たな避難所づくりを考えるようになったという。
先日は赤い羽根共同募金の助成金を活用し、避難所の電源として活用する蓄電池を確保。「医療的ケア児・者の発災時の不安を本人やその家族に押しつけるのではなく、地域の責任として取り組んでいくべきと考えています」と影近さんは取り組みの理由を話す。そして、「引き続き、必要となる人材、物の手配を進めていきたい」と意気込む。
諏訪に
影近さんが現在、その拠点として考えるのが、諏訪名店街(諏訪)内でライフイズが運営する重症児デイサービス。そこを災害時の小規模避難所として活用していく考えといい、「普段から地域とのつながりを深め、行政などとも連携して準備を進めていければと思います」
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