多摩市内企業らが名を連ねる多摩中央ビル防犯協力会は先ごろ、多摩センター駅から、複合文化施設パルテノン多摩方面周辺の街路灯にソーラーパネル式の防犯カメラを設置した。太陽光発電可能で電気代が不要となり、停電時でも稼働し続けることができるなど、従来のものよりメリットが多いという。
地域住民らが加わる多摩稲城防犯協会らで構成される「多摩稲城街頭防犯カメラ設置協議会」が管理運用にあたる。今回は10台設置され、複雑な配線工事を行わずに街路灯に取りつけることが可能なタイプのため、大幅に費用を抑えることができたという。このカメラで映した映像は専用のアプリをインストールしたスマートフォンで確認することが可能で、カメラからSDカードを取り出し映像を確認する必要があった従来のものに比べ、犯罪捜査のための動画確認がスムーズにもなる。
同エリアを管轄する多摩中央警察署の担当者は「ソーラーパネル式を運用するのは警視庁管内では初。犯罪抑止にもつながるもの。ありがたい」と感謝する。
数年前から
同エリアでの新たな防犯カメラ設置についての検討は数年前から進んでいた。犯罪が増えている同エリアに対して、防犯カメラの数が少ない現状にビル防犯協らは議論を重ね、今回のソーラーパネル式の採用に至ったという。ビル防犯協の山路直会長は「コストを抑えられ、従来よりもメリットが多いものと聞き、選んだ。地域の安心な街づくりにつながればと思う。今後も我々のできることを行っていきたい」と話す。
運用拡大に期待
そして、今後期待されるのが、この防犯カメラの運用拡大だ。コストを抑えての設置、運用可能で、複雑な操作が必要でないことから、多摩市内の自治会などでも実用可能と同署などはみている。「多摩中央方式として市内に広まってもらいたい。多摩の防犯意識が向上につながると思う。期待したい」と同署担当者は話している。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>
多摩版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|