多摩市の広報担当を長く務めてきた尾崎ゆかりさん(市企画政策部・広報担当課長)=写真=が今年度で現職を退任する。これまでを振り返ってもらった。
――市役所に入職して40年。主に広報畑を歩んできた
「他部署にも配属されながら、広報を担当したのは合計15年ぐらいでしょうか。最初はパソコンの無い時代。市の広報紙を手書き原稿、自分で描いたイラストを載せるなどしてつくっていました。その後、ワープロやパソコンを使うようになって、業務の効率化が進む一方で、近年は伝えたい内容によって、広報紙に掲載するか、SNSで発信するべきかと手段を選ぶ必要が出てきましたね」
――多摩を「外部」へPRするにあたって難しかった点は
「自然豊かで、魅力のあるポテンシャルの高い街なのですが、周辺の八王子や稲城市などと差別化するのが難しかったところはあります。最近は多摩川河川敷で催しなどを行い、周辺の聖蹟桜ヶ丘エリアを活性化する取り組みなど、多摩の特徴を生かした企画が進んでいます。後輩の職員らにはトライアンドエラーの精神をもって、『外部』から目に留まるような企画に挑戦してもらいたいと思います」
――1986年に施行された男女雇用機会均等法の「一期生」になります
「恵まれた環境で働かせていただいてきたと思います。一緒に入職した女性の同期はほとんどが今も残っています。みんな、働く場に恵まれてきたのではないでしょうか。子どもを出産した際は当時住んでいた多摩ニュータウン内でご近所の皆さんに数多く子育てを助けていただいた思い出があります。私は元々、人と接するのが好きな性格。今振り返って、広報の業務は性に合っていたと感じています」
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