7月1日に開館した多摩市立中央図書館の館長を務める 横倉 妙子さん 唐木田在住 56歳
目標実現のサポート役に
○…中学校跡地を活用していた図書館本館閉館後、約2カ月の準備期間を経て開館した。約40万件の蔵書を職員総出で並べ、近隣大学の学生にはボランティアで手伝ってもらうこともあった。「なんとしてもオープンに間に合わせないといけない」と奔走。オープン初日、多くの利用者が来場した光景を見て「小さい子どもから年配の方までたくさんの方に来て頂きうれしかった」とほっとした表情を見せる。
○…多摩市役所入庁後、教育委員会に配属。納税課などを経て、2018年に図書館本館の館長に就任した。「まさか自分が館長を務めるなんて思ってもいなかった。気が付いたら長くやっていますね」と笑う。同時に新図書館建設に向けた検討委員会に入り、東京都市町村立図書館長協議会の会長も務めた。「この期間に多くのことを学ぶことができ得たものを業務に生かせることができた」と振り返る。
○…八王子市の出身。幼いころは内気だったが、小学生になると友だちと積極的に遊び、学校に行くのが楽しみだったという。結婚後は多摩市に住み、二人の大学生との4人家族。忙しい日々を過ごすが、落ち着いたら海外旅行にでもと考えている。「久しぶりにハワイに行ってみたい。国内だと、新しくできたほかの図書館も見てみたいですね」と微笑む。
○…これから夏休み期間にかけて読み聞かせやワークショップなど多くの催しが企画されている。「皆さんがやりたいこと、目標を実現できるように図書館が窓口になれば」と理想を掲げる。今年は多摩市に図書館ができて50周年の節目の年。「図書館に携わって頂いた文庫活動やボランティア団体に恩返しするためにも、記念となるイベントを企画して盛り上げたいですね」
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