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多摩版 公開:2023年8月3日 エリアトップへ

こはるびカフェ閉店 憩いの場存続を 市内法人が営業継続

社会

公開:2023年8月3日

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カフェ継続を喜ぶ宮本店長(左)と影近さん
カフェ継続を喜ぶ宮本店長(左)と影近さん

 鶴牧商店街(落合)にあり、地域住民の憩いの場となっている「こはるびカフェ」は、9月末で閉店することが決まっていたが、市内でこどもデイサービスなどを運営する一般社団法人Lifeis(永山/影近卓大代表)が営業を引き継ぐことが決まった。施設の老朽化などからリニューアルする必要があり影近さんは寄付を募っている。

10月再開めざす

 地域の障害者や子ども、高齢者とその家族など地域住民に対して生活支援を行うNPO法人どんぐりパン(篠崎裕子理事長)が運営するこはるびカフェは、日替わり定食が人気のカフェである一方、地域住民の交流の場としても親しまれてきた。しかし、東京都指定の障害福祉サービス事業所の出張所という形で障害者の働く場所として運営してきたが、都の見直しにより出張所の基準を満たさなくなることから9月末で閉店することが決まっていた。

 自身も愛用者であり、閉店の事実を知った影近さんは「地域の方々に愛されている場所、残してほしいという多くの方の声に押されて引き継ぐことを決めた」と話す。しかし、店舗設備の老朽化から、リニューアルする必要があり、そのためには多額の費用がかかることから広く寄付を募ることにし、10月17日の再開をめざす。

 影近さんは「生活が豊かになる場が無くなるのは大きな損失。地域の生活が変わってしまう」と営業継続を決意した理由を語る。リニューアルという形を取り、店名や価格、営業時間は一部変更するが、メニューやスタッフは変わらずに雇用は維持する。「維持しながら発展させるのが目的。引き継ぐことで喜びの声が聞こえてきた」

 店長の宮本貴美さんは「継続することができてうれしい。影近さんを含め9割がリピーターのお店。続けてほしいという声が多かったので良かった」と話している。

 影近さんはクラウドファンディングのような形態も考えたというが、地域密着の施設という考えからカフェ店頭と振込での募金を始めている。再開後は、妊娠中、子育て中の人が憩えるようなカフェも目指しているという。

 振込の場合は以下の口座へ。きらぼし銀行 多摩支店(052)(普)5021609一般社団法人Lifeis代表理事影近卓大

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