相模川の河川敷に一風変わったアートがお目見え--。
相模原市中央区田名の高田橋で7月30日、多摩美術大学大学院生がアート作品で廃棄物を可視化するイベント「セイトンプロジェクト@相模原」を行った。
色とりどりの空き缶やペットボトルがずらりと並べられ、通行人の注目を集めた。
イベントを企画したのは、環境問題をテーマとした制作活動を行っている菅澤ゆづきさん(同大学院情報デザイン領域2年)。プロジェクトの実現に向け、ペットボトルや空き缶の募集を呼びかけていた。
この日は午前9時に作業を開始。回収した廃棄物を水洗いした後、水を入れて重さを調整し、ラベルごとに色分けして石段に並べた。およそ6時間で並べた廃棄物は約6000本。写真を撮影すると、すぐに解体作業を行い、その日のうちに元の状態に戻された。
ペットボトルの回収に積極的に協力した田名四ツ谷自治会の佐藤健二さんは「市民参加型のプロジェクトは地域をつなげるきっかけとなり、防災・防犯にも役立つ。今後も続けてもらいたい」と感想を話した。
菅澤さんは「今回たくさんの人たちに応援してもらったことが目に見えてわかった。人と人とのつながりは大切だと思った」とし、「このような活動を今後も続けていきたい」と意気込んだ。
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