東京消防庁多摩消防署(小川勉署長)はこのほど、能登半島地震の被災地支援のため第18次派遣隊として3人の署員を派遣した。
派遣された隊員は隊長を務めた岡田修消防司令補、三瓶義典消防士長、楠見一陽消防副士長。
出発式では小川署長が「後方支援あってこそ前線での活動が成り立つ。けがをすることなく無事に帰ってくるように」と3人を激励した。
3人は1月27日に出発、新幹線やチャーターバスを乗り継ぎ、石川県能登町柳田植物公園にある各署の派遣隊が集まる宿営場所に到着した。
翌28日から活動を開始し、おもに現場で活動している部隊の後方支援を実施した。
各資器材の燃料補給やデコンタミネーション(汚れた装備品の洗浄)などを行った。
初めて本格的な被災地入りをした岡田隊長は「倒壊したままの家屋などもあり、復旧は進んでいないのかなという状態。それぞれが生活するのが精いっぱいという様子でした」と話す。今回は人命救助ではなく後方支援に徹したが、大きな災害が発生した場合は後方支援の大切さを学んだという。
多摩市でもいつ首都直下型地震が発生するか分からない。岡田隊長は「ライフラインが途絶えてしまうこともある。改めて日頃の備蓄などをすることが大切。また、消防車がすぐに助けに行けないことも想定されるので、ご近所同士で助け合うことも大事だと思う」と日ごろの備えの大切さを呼びかけた。
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