被災地復興支援企画のトークセッションでファシリテーターを務めた 渋下 すみれさん 落合在住 21歳
音楽通して成長続ける
○…桜ヶ丘商店会連合会による東日本大震災復興支援企画。20日に行われた企画のトークセッションでファシリテーターを託された。第1回目の交流コンサートから携わっていたこともあり選ばれた大役。「参加してくれた小中学生や福島の皆さんの協力があってなんとかできた」と謙遜するが、事前準備や震災について学び、当日になって参加者と打ち合わせをしてトークセッションを成功させた。
○…「福島しあわせ運べるように合唱団」を招いて行った最初のコンサートに参加したのは小学生の時。東落合小の合唱部に所属していたことが縁だった。「当時は舞台に立つことでいっぱいでした」と話すが、交流企画の大切さに気づいたのは中学生の時。原発避難者がいじめにあっているということが話題になり「みんなはひとりじゃない」というメッセージを舞台で発信、多くのメディアに取り上げられた。「一人ひとりがつながれば大きな力になる。震災を自分ごとに考えられるようになりました」
○…3歳からピアノを習い、落合中の吹奏楽部などで腕をみがいた。幼いころから音楽の仕事をすることに憧れ、中学生の時には小学校の音楽教師になることを夢に描いていた。東京学芸大学の教育学部に通い教師をめざす。「多摩市のことならなじみがあるので、市内の学校で先生になりたいですね」と微笑む。
○…福島の合唱団によるステージを見た時「とても感銘を受けた。福島の方が話す言葉や表現には当事者ならではの迫力があった」と振り返る。当事者でなければ震災の記憶も薄れてしまうことを危惧し、交流企画のような催しの必要性を感じている。「歌でつないで震災を忘れない。音楽の力はすごいなと改めて思いました」
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>