多摩市は、需要の高まるインバウンドに対応しようと「多摩市VR360度バーチャルツアー」を公開した。
市経済観光課では、東京都のスタートアップ促進事業採択企業である株式会社SeiRogaiのVR360バーチャルツアーのロケーションにあたり観光スポットや施設を紹介し撮影の協力を行ってきた。
多摩センター駅サンリオデザイン装飾、落合団地商店街の設計事務所スタジオメガネの「メガネ食堂BAR」での食事風景、多摩中央公園内にある明治時代の日本邸宅「旧富澤家」、清掃工場の煙突頂上からの景観など通常では見られない角度でのツアー体験でまちへの関心を高める効果を狙う。
実際に同社の販路となっているタイやシンガポールの観光市場向けに日本についての旅行・教育・文化関連の番組・映像を制作する同社のプラットフォームで動画を配信し、インバウンドの選択肢となるようにする。市担当者は「外国人観光客にとって日本のニッチな場所は人気があるようで、その需要を取り込みたい」と話している。撮影した画像はVR用ゴーグルか、専用ホームページで見ることができる。