多摩市はこのほど、職員の名札の表記をフルネームから名字（ひらがな・ローマ字）のみに変更した＝写真。ＤＸの推進により非対面型の行政手続きが増える一方、社会課題の複雑化や多様化、高齢化が進行していることから、対面型の住民サービスの必要性も高まっていることを踏まえ、より親しみやすい名札に変えたという。
誰にでも読みやすいようなユニバーサルデザインフォントを使用し、文字サイズを大きくしている。市は、職員がこれまで以上に窓口での接遇や責任をもって仕事を全うするとともに、トラブルによるカスハラ対策として安心して働ける環境整備を図るとしている。
阿部裕行市長は「窓口には日本語を母国語としない市民が来庁することも多くなりました。市民目線で分かりやすい窓口サービスをめざし、接遇や説明力の向上に努めていきたい」などとコメントしている。
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