神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
多摩版 公開:2024年9月5日 エリアトップへ

多摩市 自殺対策にNPOと連携 チャット相談を強化

社会

公開:2024年9月5日

  • X
  • LINE
  • hatena
協定書を交わす阿部市長(左)と大空理事長
協定書を交わす阿部市長(左)と大空理事長

 多摩市は孤独や孤立、自殺対策相談事業を新たに始めるため、NPO法人あなたのいばしょ(大空幸星理事長)と連携事業協定を結んだ。大空理事長は8月28日に市役所を訪れ、阿部裕行市長と協定書を取り交わした。

 市によると、同法人は「信頼できる人に確実にアクセスできる社会の実現」と「望まない孤独のない社会の実現」を目的に設立され、大空理事長は日本で初めて「孤独対策」を提唱したという。

 悩みを抱えている人に対し、チャットを用いた相談事業を展開しており、24時間365日誰でも無料・匿名で利用できる。世界32カ国に約1000人の相談員を配置しており、時差を活用して24時間という相談支援体制を確立している。大空理事長は「若年層は電話や対面での相談がしづらい。まずはチャットでつながり傾聴することで、マイナスからゼロの状態にしていきたい」と話す。

 必要があれば相談者の了解を得たうえで、課題解決に向けて行政や児童相談所、警察など関係機関と連携し、支援を行っていく。大空理事長は「関係機関につなげることで、地域でゼロからプラスまでにしていく包括的な支援を行っていく」と述べた。

 阿部市長は「子どもの自殺者数が増えており、子どもたちの立場になった対策が必要。協定を交わせられたことに感謝している」と話していた。

 チャット相談窓口は、多摩市公式HPや市内中学校のHPなどにリンクがはられており、そこから相談ができる。

大空理事長が講演

 市は、大空理事長による多摩市自殺対策講演会を9月14日(土)、関戸公民館ヴィータ・ホールで開催する。午前10時から。参加費は無料。

 「望まない孤独をなくすには〜こども・若者が抱える問題〜」と題した講演会で、こども・若者を取り巻く環境、自殺の特徴、こどものSOS、行政や地域に求められることなどを語る。

 定員は申込み先着約100人。対象は孤独・孤立・自殺対策に関心のある人、支援者、保護者・若年層の家族などとなっている。

 問合せ・申込みは市福祉総務課【電話】042・338・6889。

多摩版のローカルニュース最新6

本当に必要な終活

市民公開講座

本当に必要な終活

10月19日、パルテノン多摩

9月5日

川口選手がウィンブルドン制す

落合中3年

川口選手がウィンブルドン制す

U14シングル、日本人初

9月5日

自殺対策にNPOと連携

多摩市

自殺対策にNPOと連携

チャット相談を強化

9月5日

職員の名札を変更

多摩市

職員の名札を変更

名字のみに

9月5日

パリ五輪で力走

町田市拠点の陸上部、樺沢選手

パリ五輪で力走

「楽しめた。次回目指す」

9月5日

山田選手が老人ホームを訪問

東京ヴェルディ

山田選手が老人ホームを訪問

9月5日

あっとほーむデスク

  • 5月11日0:00更新

  • 4月27日0:00更新

  • 4月13日0:00更新

多摩版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年9月5日号

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook