神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
多摩版 公開:2024年9月5日 エリアトップへ

多摩市の認知症サポーター養成講座で創作落語「同窓会」を披露した 六弦亭 弦六さん(本名:齊藤 仁志) 八王子市在住 68歳

公開:2024年9月5日

  • X
  • LINE
  • hatena
六弦亭 弦六さん(本名:齊藤 仁志)

落語で地域に笑顔を

 ○…認知症の啓発に取り組む市の職員に依頼され、認知症のことを笑いで伝える創作落語「同窓会」を作り、認知症サポーター養成講座で披露した。普段の2倍の観客が訪れホールは爆笑につつまれた。「言葉遣いの配慮や言い回しは市の職員と打ち合わせしながら、なんとか笑いにつなげられた」と安堵する。初めての創作落語が自信作になった。「関心のある層に合ったんだと思う。企画の勝利だね」と笑う。

 ○…1982年に市の公民館が主催した「青年落語教室」に参加したことがきっかけで、多摩落語寝床の会を作った。創設時から唯一残っており、現在は12人のメンバーで活動を行っている。公民館やコミセンでの定期寄席やイベント参加などのほか、最近では近隣の多摩地域からの依頼も増えた。「子どもたちを対象とした勉強会なども行っています。落語をする人が増えたらいいなと思ってね」

 ○…「子どもの頃から友だちとの間では、うけねらいばかりしていたかな」と振り返る。高校、大学では軽音楽部でギターを担当。弦を弾いていたことが高座名の由来にもなっている。多摩市の職員として働きながら二人の子どもを育てた。今はおはなしの会に所属し「お互い話すのが好きなんだろうね」という夫人との二人暮らしだ。

 ○…昨年、創立40周年を迎えた寝床の会の活動は徐々に広がっていったものだという。「最初に指導してくださった師匠などが多摩市にいたおかげで発展してこられた」と感謝の気持ちを表す。創作落語も刺激になった。「会のメンバーと落語を作りあってみたり、いい経験になった。新たな試みに挑んで会が発展できれば」。多摩市の落語文化を発展させようと意欲を見せた。

多摩版の人物風土記最新6

矢島 聖蘭さん

競技かるたで高校日本一になるなど躍進する

矢島 聖蘭さん

和田在住 17歳

11月14日

加藤 未紗さん

恵泉女学園大学平和紙芝居研究会「KPKA(クプカ)」の代表を務める

加藤 未紗さん

恵泉女学園大学3年生 20歳

10月3日

副田 昌子さん

50年にわたり和紙人形の講師を務める

副田 昌子さん

落合在住 83歳

9月19日

六弦亭 弦六さん(本名:齊藤 仁志)

多摩市の認知症サポーター養成講座で創作落語「同窓会」を披露した

六弦亭 弦六さん(本名:齊藤 仁志)

八王子市在住 68歳

9月5日

三木 有造さん

日本大学第三高校の硬式野球部監督で、西東京大会準優勝に導いた

三木 有造さん

多摩市在住 50歳

8月22日

齋藤 宗市さん

一般社団法人多摩ハンドボールクラブ男子U12の監督を務める

齋藤 宗市さん

和田在住 38歳

8月1日

あっとほーむデスク

  • 5月11日0:00更新

  • 4月27日0:00更新

  • 4月13日0:00更新

多摩版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月14日号

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook