大本山高尾山薬王院で8月24日、山の中腹にある仏舎利塔を青く照らし出す「灯りの巡礼・夕涼みライトアップ」と、護摩を焚いて世界平和や健康を祈願する「柴燈護摩」が行われ、多くの参拝者が訪れた。ライトアップはコロナ禍の2020年に医療従事者への感謝を表すために始めたことをきっかけに毎年続けられている。
夕暮れ時から参道の春日灯籠に灯りが点され、信徒から奉納された紙灯籠も献灯。仏舎利塔の前で同山の佐藤秀仁貫首らによる柴燈護摩が執り行われ、燃え上がる炎の中、被災地の復興や平和への祈りを込めた読経が山中にこだました。