競技かるたで高校日本一になるなど躍進する 矢島 聖蘭さん 和田在住 17歳
かるた日本一をめざして
○…今夏、競技かるたの高校日本一を決める大会に出場し、個人・団体ともに2連覇を果たした。先月には女性日本一・クイーン位獲得まであと一歩にせまる東日本予選を通過し代表に。西日本代表との対決を控える。「初めての舞台で緊張しますが、練習を積み重ねて力を発揮したい」と現クイーンとの対決まで見すえる。
○…かるたとの出会いは小学5年生の時、先に始めていた姉の大会を見に行った時だった。100枚の札をすべて暗記する必要があり、「覚えるのが面倒くさいなと思っていたけど、大会に臨んでいる選手の姿がかっこよかった」と振り返る。それから札を覚え始めると上達し、小学生で学年チャンピオンになり、中学生でも日本一に輝いた。「どうして勝てるのか不思議なんですけど練習は絶対に欠かせない」と練習量は裏切らないという自負がある。
○…市内で生まれ育つ。自宅近くの幼稚園に通い、第二小、和田中を卒業後、競技かるた奨学生として関東第一高校に入学、2時間かけて学校に通っている。「小さいころはテニスやピアノ、体操も習っていたけど飽きてしまう性格でやめちゃいました」と笑う。息抜きには友人とテーマパークに出かけるなど高校生活も謳歌している。
○…高校卒業後は大学に進学する。「競技かるたについて研究したい」と語る。大会で実績を重ねていくうちに声をかけられたりすることも増えた。しかし、どうして強いのかという質問に明確に答えることができないという。「強くなるにはどのような要素が必要なのか。そこを言語化できるようになればコーチング技術にもつながると思うんです」。奥が深いかるたを追究し、競技の普及にもつなげたいというかるた愛にあふれる。
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