旧多摩聖蹟記念館では2024年度秋季企画展「志士の筆あと-幕末の激動を生きた憂国の士-」が12月22日(日)まで開催されている。
記念館の創立者である田中光顕は維新志士の顕彰に努めた人物でもあり、同記念館では開館当初から天皇を支えた維新志士の墨蹟を展示しているが、今回の企画展では同記念館の収蔵品の中から、「激動の時代に熱く生きた維新志士たちの想いや覚悟が感じられる」作品を展示する。戦いに赴く際の決意や高揚感がある一方、荒れた郷土や失った友人に対する悲しみや顕彰をみることができるという。展示される作品は、金子孫二郎/勝海舟/岩倉具視/西郷隆盛/吉田松陰/木戸孝允/大久保利通/坂本龍馬/山県有朋/高杉晋作/伊藤博文ほか。
また、今企画展では、同記念館に残された画家・公文菊僊の肖像画3点、「坂本龍馬肖像」「高橋多一郎・藤田東湖肖像」「金子孫二郎肖像」も展示される。
入館料は無料。開館時間は午前10時から午後4時まで。休館日は毎週月・水曜日(祝日除く)、そのほか特別休館日の12月10日(火)、17日(火)となっている。
また、関連イベントとして、学芸員によるギャラリートークが11月30日(土)に開催される。午前10時から正午まで、午後1時から3時までの間、15分程度。事前申込み不要。記念館事務室へ。
企画展などに関する問合せは市教育委員会教育振興課文化財係【電話】042・338・6883。