神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
多摩版 公開:2018年9月20日 エリアトップへ

「神輿」生誕70年を祝福 乞田八幡神社で記念式典

社会

公開:2018年9月20日

  • X
  • LINE
  • hatena
70周年の神輿を祝った
70周年の神輿を祝った

 市内豊ヶ丘にある「乞田八幡神社」で9月8日、神輿70周年記念式典・祝賀会が盛大に開催された。

 同神社は、應神天皇を御祭神とし、延徳2年9月(1490年)に創建されたとされる。社殿は、天和2年(1668年)に創建され、江戸時代、乞田村・貝取村の鎮守社だったという。多摩ニュータウンの開発によって、住所は現在の豊ヶ丘に変更された。

 同神社には現在、安政3年(1856年)、明治14年(1881年)に作られた太鼓が現存している。今回主役となった神輿は、昭和23年9月15日に完成された。

 先の戦争が終わってからまだ間もなく、食糧も物資も少ない時代。これから平和に向かって進む中で、そのシンボルにと神輿の建造計画が持ち上がった。財源もなく反対意見があったものの、当時の氏子を中心に、神社の北側にあった大杉を処分して財源にあて、神輿が作られたという。

 そうして完成した神輿は村の祭礼などで地域住民の間で担がれ、地域のシンボルとして愛されてきた。誕生から傷みも出てきたことから修復を行うにあたり、節目の年を迎えたことを記念して今回式典を開催することになった。

「いつまでも大切に」

 当日は、氏子や神輿会の青友会、囃子連ら関係者をはじめ、数多くの来賓が参列する中、厳かに式典が行われた。冒頭、氏子総総代の小礒廣仲氏が挨拶。「物がない時代に大変な思いをして神輿を作った。この神輿には八幡神社の大杉の御霊が入っているので大事にしてもらいたい。いつまでも大切にかわいがってほしい」と話した。

 その後、禰宜の黒木宣寿氏によって祝詞があげられ、出席者で玉串の奉奠、記念撮影が行われた。式典終了後には、境内で祝賀会も催され、神輿の70周年を祝った。

 今年3月から式典に向け準備を進めてきた実行委員会の増田匠氏は「多くの方に参列いただき感謝したい。大変な思いでできた神輿も70年を迎えることができた。これから10カ月かけて修理に入るので、来年の祭礼では新しい神輿が披露できる。ぜひ見に来てほしい」と話していた。

多摩版のローカルニュース最新6

ベートーヴェン「第九」で今年を締めくくる

読者20組40人を招待 神奈川フィル巡回公演

ベートーヴェン「第九」で今年を締めくくる

12月23日(月) ミューザ川崎シンフォニーホール

11月14日

京王沿線イルミ写真展

樋口徹さん

京王沿線イルミ写真展

12月26日から関戸で

11月14日

暮らし、環境考える

暮らし、環境考える

ベルブ永山でフォーラム

11月14日

今年も食料・日用品を配布

ゆるたまネット

今年も食料・日用品を配布

12月13日から3日間

11月14日

プロチームの技術学ぶ

緑ケ丘幼稚園 野球体験会

プロチームの技術学ぶ

年長園児が挑戦

11月14日

ユニバーサル上映を体験

ユニバーサル上映を体験

8日、パル多摩で

11月14日

あっとほーむデスク

  • 5月11日0:00更新

  • 4月27日0:00更新

  • 4月13日0:00更新

多摩版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月14日号

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook