多摩市では現在、「健幸都市(スマートウェルネスシティ)・多摩の創造」を掲げ、身体面での健康だけでなく、誰もが幸せを実感できるまちづくりを目指し、様々な取り組みを進めている。今年8月には「健幸まちづくり政策監」に倉吉紘子氏が新たに就任した。健幸まちづくりへの取り組み状況を聞いた。
「今、一番の政策として『健幸まちづくり』を進めています。大分浸透してきていますが、もっとまちが一体となって、市役所も全庁あげて取り組み、これからもますます進めていきたいと思っています」と、倉吉政策監は語る。
昨年、健幸都市実現への指針となる「多摩市健幸都市宣言」を発表し、「ライフウェルネス検定」などを実施してきた。今回、11月1日、4日と続けて「健幸シンポジウム」を開催する。「それぞれのライフステージで考えていることや物の見方が異なり、一人ひとりに自分らしい生き方があります。そうした中で生きがいを見つけることが必要です。医療もいろいろな選択肢がある中で自己決定が迫られます。多摩市は急性期から在宅まで医療サービスが充実しています。今回のシンポジウムは医療がテーマ。4日は、初めて市内5病院の院長が集まってお話をしていただきます。医療というとハードルが高いと感じるかもしれませんが、ぜひ気軽に聞いていただけたら」と呼び掛ける。
市では、このほど30代〜50代を対象にした小冊子「Otona-Basic」を刊行し、今後、市内の病院などに配布していくという。「体の動かし方や睡眠、生きがいを持つことの大切さなどが載っているので、ぜひご覧いただけたら。人生100年時代の中で、いろいろな場所をどうやって見つけてもらえるか。そこに力を入れていきたいですし、医療連携などももっと進めていきたいと思っています」と抱負を語った。
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