インターハイ新体操男子個人の部で総合優勝した 森谷 祐夢さん 桜ヶ丘在住 16歳
「いつかは日本のトップに」
○…8月6日に行われた「全国高等学校総合体育大会」の男子新体操の個人競技で、スティック、リングでともに1位になり、総合優勝を決めた。高校三大大会の中で、「選抜」に次いで2冠を達成する快挙を成し遂げた。「嬉しかったです。周りからも『おめでとう』と声を掛けてもらって、改めて優勝したことの実感がわいてきました」と笑顔で喜びを口にする。
○…テレビドラマ『タンブリング』を見て「かっこいい」と思い、小学2年生の時に新体操を始めた。「どれだけやっても楽しい」と夢中で練習した。男子新体操はスティック、リング、ロープ、クラブの4つの手具を用いる。その中で、自身の特長でもある体のしなやかさを先端まで伝えられるスティックを最も得意とする。「手具を触っているだけで楽しい。自分で演技や技を考えて、そうした創造性を評価されるので」と笑顔で競技の魅力について語る。
○…小学生の頃から国士舘大学多摩キャンパスで活動を行うクラブ「国士舘RG」に通い、現在も高校の授業が終わると同キャンパスに移動し、練習に励む。中学2年生の時には人間関係で悩み、辞めようと考えたこともあった。その時に相談に乗り、励ましてくれたのが両親だった。大会もいつも見に来てくれ、食事も栄養を考えて作ってくれる。「親の存在は大きいですね」と感謝する。
○…控え目でやるときはやるという性格。休日は体力を温存するためにほとんど外出はせず、マンガやゲームで気分転換をするというインドア派。今後は、大学生や社会人が出場する大会に参加していく。「自分の演技をどれだけの人に見てもらえるか。今よりももっと良い演技をして、いつかは日本のトップに立ちたい」と、目を輝かせて今後の目標を語った。
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