多摩市議会は8月20日、昨年に引き続き2回目となる「子ども夏休み議会探検」を実施し、16人の児童が模擬議会などを体験した。
この企画は、議会運営委員会の若者プロジェクトチームが中心となって、子どもたちに議会や行政の仕組み、役割を知ってもらおうと実施したもの。前回は小学1年生から6年生を対象にしていたが、今回はより高度な内容で議会等を知ってもらおうと4年生から6年生までを対象に行った。
当日は、はじめに議場で議会の定数や多摩市の人口などを、子どもたちにわかりやすいようにハローキティやラスカルのイラストを交えながら紹介。続いて行われた議会探索では、議長室など5つの部屋に多摩市の条例や女性議員の人数などを問う問題を用意。子どもたちは普段入ることのできない議会図書室などを見学しながら、議員のヒントをもとに、一緒に回った保護者も悩むほどの難問に挑戦していた。
その後、議場に戻り、議会の仕組みをビデオで視聴し、模擬議会を体験。一般質問では、子どもたちから「意見が対立して喧嘩になることはないか」といった質問から「学校にクーラーをつけず道路工事ばかりを行うのはなぜか」など時には鋭い質問が寄せられると、答弁役の議員からは「難しいな」などとため息が漏れる場面もあった。
今回体験した児童は「いろいろな仕組みや計画が知ることができて楽しかった」と満足そうに振り返った。また保護者も「子どもと一緒に経験したことで勉強になった。子どもとの会話が変わる」と感想を述べていた。
プロジェクトチームリーダーの本間利江議員は「主権者教育、シチズンシップ教育の手助けになればと企画した。議会を身近に感じてもらい、興味を持ってもらう一歩になったのでは」と話した。
多摩版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|