個性的なカレーを提供する店は多摩市内でも少なくないようだが、なかでも密かな人気を集めているのが、聖蹟桜ヶ丘駅近くの小料理屋「さの字」のジビエカレーだ。ルーのなかにイノシシやシカの肉が使われているもので、お酒を楽しみに来店する人たちの「ご飯もの」として人気を集めている。「いつもあるわけではなく、イノシシやシカの肉が入った時だけ楽しめるメニューなんです。やや辛口のカレーがベースになっています」と店主の坂口誠さん。猟師である義理の兄が数年前からイノシシの肉を送ってくれるようになったことがこのメニューを始めるきっかけになったという。
昨年、緊急事態宣言が発令された際は、このカレーをテイクアウトメニューとして提供。普段来店することが少ない子どもたちにも喜んでもらえたといい、このカレーを初めて食べた人はほとんどの場合、「クセのない」イノシシやシカの肉に驚くのだという。「くさみはありませんよ。ぜひ一度、味わってもらえれば」
「さの字」は聖蹟桜ヶ丘駅徒歩1分程度(関戸2─24─10)。【電話】042・337・5288。
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