多摩市民生委員協議会の会長を務める 小山 貞子さん 関戸在住 73歳
民生委員の責任胸に
○…昨年12月の改選の際に会長に選出されてから約半年が経過、市内各地区の会長会や都の会合への出席など多忙を極める。先月12日の「民生委員・児童委員の日」に合わせたキャンペーンには市役所などで市内の民生委員ら全員が参加。介護や医療、子育て、福祉に関する相談など活動の周知を図った。「ここ数年コロナでできなかった市民と直接対話することができて良かった」とほっとした表情を見せる。
○…関戸のコミュニティセンターのスタッフとして携わり1999年に周囲の勧めもあり民生委員になった。「慣れるまで大変だったけど、地元で動きやすかったし信頼関係を築くことができた」と振り返る。その後、地区会長、副会長を経て会長に就任した。「携わった年数が多いから選ばれたのかな。自分の経験を皆さんに伝えることが役目です」
○…北海道釧路市の出身。就職を機に都内に住み、結婚してから多摩市へ。「当時は田んぼに囲まれ、かえるの声が良く聞こえたの」と懐かしむ。3人の子どもは自然あふれる関戸で育てた。孫も大きくなり、現在は自治会活動に携わるなど精力的だ。気分転換は旅行や食事。若いころはウォーキングに励んだ。「足腰の強さは、その時に鍛えられたのかな」と微笑む。
○…市内の民生委員の所属は4地区に分けられる。「4人の地区会長とざっくばらんに相談しながら活動を進めていきたい」と周囲の声を大事にする会長像を理想に掲げる。「民生委員はボランティア。やって良かったと思ってもらいたいですからね」。高齢化が進む中、その必要性は増すと自負している。「責任のある仕事、自分が元気でなくてはならない。元気があるうちは最後まで頑張りたいですね」
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