多摩消防懇話会の会長を務める 峯岸 忠さん 南野在住 75歳
消防活動に寄り添って
○…多摩消防署の活動を支える懇話会の会長を務め8年目。今年設立50周年の節目を迎え、記念式典を行った。「盛大に節目の年を祝うことができた。これも支えてくれる会員の皆さまのおかげ」と感慨深げに振り返る。これまで5人の会長が礎を築いてきたことを常に強調する。「歴代会長の尽力のおかげで続けられている。節目に立ち合えたことは光栄です」
○…不動産業を営みながら、地元消防団に入団し、分団長まで務めた。その後、消防少年団に携わり、団長を務めていた2003年に懇話会に入会。「すべては消防署を側面から支援するため。地元の人間の力が必要ですから」と姿勢は変わらない。副会長を2年務めた後、会長に就任した。「気づいたら20年だね。私も20周年祝いをしないと」と笑う。
○…町田市小野路町(現南野)に生まれる。「当時はおもちゃなんてなかったから友だちと自然を利用して遊んでいたよ」と活発に過ごした。20代の頃に地元が多摩市に編入された。「消防団の活動をしていても地名が分からくてね。最初はとまどった」と苦笑する。今では地元奉仕団体に所属するなど仲間を増やしゴルフで親睦を深めるのが息抜きの一つだ。4人の子どもを育て、今は2歳の孫娘を預かることもあるという。「とても可愛くてね」と優しい祖父の顔を見せる。
○…今年は関東大震災から100年。いつ起こるか分からない災害に対応する消防署員と共に、備えを含めた支援は欠かせないという。「50年経ってもすることは変わらない。裏方として徹するだけ」ときっぱり。コロナ禍で減った会員数も増えつつあるという。「自分たちの住む地域を支えるためにも、同じ志を持った仲間が増えたらうれしいですね」
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