全国で注目を集め、その支援の輪が広がっているヤングケアラー。昨年4月に発足したこども家庭庁では、ホームページや動画、SNSなどを通じてヤングケアラーの定義や支援窓口の紹介などを行っている。
同庁のホームページなどによると「ヤングケアラー」とは、本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っている子どものこととしている。子どもが手伝いをすることはあるが、それが負担となり、勉強に励む時間や部活に打ち込む時間、友人と遊ぶ時間などが取れずに、貴重な時間と引き換えに家事や家族の世話を行っている状態がある。
子どもの生活に影響
具体的に直面する課題として、遅刻・早退・欠席が増える、勉強の時間が取れないといった学業への影響、就職への影響、コミュニケーションの時間が少なくなってしまう友人関係への影響などがあげられる。
同庁によれば、家族の手伝いや手助けをすることが普通と思っていても学校生活に影響が出たり、心や体に不調を感じるほどの重い負荷がかかっている場合は注意が必要と呼びかけている。
つらい時は、学校の教師やスクールカウンセラー、親戚の人など信頼できる大人に頼ることが大事だとしている。また、SNSや電話など相談できる場所は広がっており、自分が「ヤングケアラーかな」と思ったら相談することが必要だ。
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