2015年に国連で採択されたSDGs。2030年の目標に向け残すところ6年となってきました。17の目標について身の回りに目を向けても不十分なところがいくつも目につきます。特に私たちの運営する保育園、学童保育の仕事は目標1「貧困」、3「保健」、4「教育」の比重がとても大きく、日々やるせない思いになることも間々あります。
子どものことを調べれば調べるほど、現在の大人である私たちのことが透けて見えてきます。小さいころにどんな環境で育ってきたか、その狭間でもだえ苦しんでいる方がとても多いのではないかというのが実感であります。
物事にはすべて理由があります。苦しむのも、楽しむのもその思いを持つには理由があるのです。
こういった、少しのところに手を届かせようと私たちの法人では日夜努力しています。一人一人の子どもが少しでも「よい理由」を身に着けらるよう誠心誠意、子どもたちと関わっています。
SDGs。大きな目標でみんなで達成に向けたアクションは本当に必要だと思います。そのためにも、まず一人一人が現在の自分の状況を知る、受け止めることが肝要です。自分の理由が見え、わかることが周りのことへの理解に大きくつながります。優しくできるには、考えるにはやはり理由があるのです。
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