多摩市内を拠点に活動する多摩ハンドボールクラブ(宮嶋良考代表)はこのほど、第22回東京都少年少女ハンドボール大会に出場し、男子チームが優勝に輝いた。女子チームは2位リーグを制し、全体で第4位の成績を収めた。
男子の部には11チームが出場した。初戦、東久留米と対戦し勝利した同クラブは、準決勝で日野と戦い22対16で接戦を制した。江戸川との決勝戦では24対11のスコアで勝利し、クラブ創設16年目にして目標としていた大きなタイトルを初めて手にした。
男子チームの齋藤宗市監督は「低学年からの長期育成、中学生との練習マッチなど恵まれた環境で成長し、大きな相手にも立ち向かいながら、自分たちの理想とする『守って速攻』を実現できた。地域、保護者、クラブ全体の温かい支援のおかげです」と感謝の気持ちを表した。
女子の部には9チームが出場。小金井、桜川との3チームによるリーグ戦で2位になった同クラブは、各リーグの2位チームと対戦するリーグ戦にまわった。初戦、江戸川に勝利すると、東久留米戦も制しリーグトップに。全体で4位の成績となった。
女子チームを率いた加藤あゆみ監督は「表彰台には一歩及ばず悔しい結果。結果は素直に受け取めると同時に、まだまだ進化するんだなと楽しみにもなりました。次こそは勝ちます」と振り返った。宮嶋代表は「私たちは今後も地域との連携を深め、子どもたちが全力を尽くせる環境を提供し続けます。勝利と豊かな人生を手に入れるというダブルゴールを目指し、挑戦することを胸にさらなる高みを目指していきます」と話した。
プロチームと提携
同クラブは今年度から、ジークスタースポーツエンターテインメント株式会社が運営・マネジメントする日本ハンドボールリーグ所属のジークスター東京と業務提携契約を交わした。
今回の提携により、コーチや選手の派遣、競技・運営のノウハウ提供を受け、さらなる育成および運営プログラムの充実を図るという。
ジークスター東京とはこれまで、ホーム戦招待やハンドボール教室の開催、チャリティオークションの収益金寄付など交流を深めてきた。
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