ノーシードで高校野球・西東京大会を勝ち抜き、先ごろ、準優勝に輝いた町田市の日大三高・硬式野球部(三木有造監督=人物風土記で紹介。近年はOBが活躍をみせ、話題となっている。
その一人がプロ野球・広島東洋カープに所属する坂倉将吾さん。2016年のドラフト4位で捕手としてプロ入りすると実績を積み重ね、21年には一流選手の証ともいえる3割越えの打率をマーク。今年は野球日本代表(侍ジャパン)入りを果たした。自身、高校時代は同じ捕手だった三木監督は「私とは比べものにならないくらいの優れた選手。入部した時から、ものが違った」と振り返る。
一方で、野球とは離れたところで活躍するOBも。今年、司法試験を合格した岩切太輝さんだ。同部ではレギュラーを取れなかったものの、卒業後、弁護士を目指したのだという。「高校時代から、勉強ができた。OBの活躍を聞くのはうれしいです」(三木監督)